日本を代表する自動車メーカー、トヨタ自動車株式会社の株価が本日8月1日、暴落しました。
トヨタは、本日午後1時すぎ決算発表を行い、営業利益は前年同期比16.7％増の1兆3084億円と好調に見えました。しかし、決算売りが顕著だったのは、最近、円安が円高へと転じ始めたことの影響が強そうです。輸出で稼ぐトヨタのような企業にとっては、円安の恩恵が受けられる業種であり、円高は真逆。
昨日の記事でも報じたように、日銀 追加利上げ決定して以降、円高が進行しています。米国が利下げをする可能性が高いこともあり、日米金利差は縮まることが想定され、今後、円高が大きく進む可能性が高そうです。
また、トヨタは今年、不祥事が目立ち、会社への信頼が揺らいでいる影響も株価が受けているのかもしれません。
7月29日の記事でも報じたように、豊田会長は「このペースでいくと来年は取締役としてはいられなくなる」との発言もしており、また、「私が日本脱出を考えているのは、本当に危ない」という趣旨の発言をしたとの噂でも世間に衝撃を与えています。
日本を代表する企業であり、日経平均に占める割合も大きいトヨタ自動車。今年上半期の世界での販売台数は、516万台を超えており、世界トップ。認証不正の影響で前年比で下げてはいるものの、是非、このピンチを乗り越えていただきたいものです。
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