日銀の内田真一副総裁が本日8月7日、追加利上げへの慎重姿勢を示す発言をしたことで、為替(ドル円)は円安方向へとシフトし、株価は上昇しております。内田副総裁は「日本銀行の金融政策面に関しましては、”引き続き緩和的な政策の元で、経済活動をしっかりと支援してほしい”というご意見をいただきました。本日いただいたご意見を踏まえ、引き続き適切な政策を進めてまいりたいと思います。」と語り、「市場が不安定な状況で利上げをすることはない」旨の発言をしたのです。
この状況を見た時に、「やはり、物は言いようだな」と実感しました。
先日 7月31日の植田和男総裁の日銀金融政策決定会合後の発言では、今後も追加利上げをどんどんやっていくような姿勢が感じられたため、市場は敏感に察し、一気に円高が加速し、歴史的な株価大暴落へと繋がったと思うのです。植田総裁も、内田副総裁も、年内の追加利上げを否定していない点では共通しているのですが、同じことを言うのでも、本日の内田副総裁のように「状況を見ながら…」という言い回しであれば、市場の極端な動きは避けられるでしょうから。
ということで、ここ数日間、混乱していた日本の株式市場も一旦は平穏が訪れました。
先日の大暴落で狼狽売りをしてしまった方は、悔しさが込み上げているのではないでしょうか?
私自身は狼狽売りせずに、むしろ、すこしオトクな価格で買い増しできました。
次のイベントとしては、中東情勢次第かな、という状態です。
そこをウォッチしていきたいと思います。
現場からは以上です!
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