自民党の石破茂新総裁が本日9月29日(日)、NHKの番組「日曜討論」に出演しました。9月27日(金)の後場引け後に石破新総裁就任が決定して以降、東京株式市場では石破ショックともいうべき現象が起きており、PTSでの株安(日経平均 2,500円暴落)が進んでいることもあり、株主たちの熱視線がNHKの放送画面へと注がれていたことでしょう。
27日(金)夜に石破氏が出演したテレビ東京の番組「WBS」での内容通り、本日の「日曜討論」でのトーク内容も、だいぶマーケットに配慮した内容だったという印象です。
キャスターから「利上げの方針」について聞かれると、石破氏は「日銀と緊密に連携してやることですよね。それは、まず物価の安定ということをミッションにする。日銀が判断をしていく。「現在の経済状況において、金融の緩和状態というのは、なおまだ維持していかなければならない。」と思っています。そこは日銀と密接に連携しながら、日銀が判断することでありますから、ここで金利について申し上げられることは、緩和傾向というものは、なお維持すべきものではないか、と思っています。今のところはそうすべきではないか、というのが私自身の考えです。」と語りました。これは最近の日銀の考え方に近い発言ですよね。利上げに関しては、今すぐにすべきではないものの、円安&物価高の影響も考えますと、いずれ必要なことかと思います。日銀の視点で考えると、利上げに超否定的な発言をしていた高市氏が総裁になるよりも、石破氏の方が利上げをやりやすいのではないかな、という印象ですが、果たして結果はいかに…
まあ、これに関しては、あくまで利上げの話なので、WBSのように、金融所得課税についての質問にも踏み込んでほしかったところではありますが。。いずれにしても、予想されていたよりも、経済面への配慮がなされているので、すこし安心しました。
令和のブラックマンデー PART.2が予想されている明日 9月30日(月)の東京株式市場ですが、意外と「寄り底」になる可能性が高まってきたのではないでしょうか?
現場からは以上です!
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