9月27日(金)の自民党総裁選では、石破茂氏が自民党総裁に決定。実にドラマティックな展開で、固唾をのんで見守っていた株主様も多いのではないでしょうか?
決選投票前は、高市早苗氏が優勢だったため、為替(ドル円)は「円安」に向かっておりましたが、石破氏に決定した瞬間に一気に「円高」へと転じました。実に、わかりやすい展開ですよねw
高市氏は決選投票直前に「金利を今、上げるのはあほやと思う」と語り、日銀を牽制していましたから、高市氏が総理に就任した場合、「当分、日銀は金利を上げられないだろう」という憶測も働いていたのでしょう。それが、石破氏に決定したため、「石破氏なら利上げに踏み切るだろう」とか「彼が金融緩和の逆の考えを持っていそうである」という憶測も働いたのでしょう。
今回の件を別の視点で考えてみると…
石破氏が自民党総裁(= 総理)に就任することにより、自動的に「円高」へと進むので、日銀は無理に「利上げ」を急がなくてもすむのでは?
とも見ることができるのではないでしょうか?
逆に、もし高市氏が総理に就任していたら、円安が加速していたでしょうから、日銀は利上げに追い込まれていたのではないでしょうか?最近でこそ、為替は落ち着いてきておりましたが、今年の夏くらいまでは円安が加速して、日銀は大変な思いをしていたと思います。日銀は何度も大規模な外国為替市場介入を行ってきました。
なので、日銀としては今、ホッとしているのではないでしょうか?
為替が自動的に円高へと向かっているので、利上げを急がなくてもいいし、いざ利上げをする際にも石破氏であれば、高市氏ほどの反対はしないでしょうから。
この傾向、変動型住宅ローンを組んでいる方にとっては、高市氏よりも石破氏が総理に就任することは、メリットがあるのではないでしょうか?w
現場からは以上です!
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