セブン&アイ、カナダのコンビニ大手から買収提案!株価は高騰!

セブン&アイ、カナダのコンビニ大手から買収提案!株価は高騰!

日本最大手のコンビニエンスストア セブンイレブンや、総合スーパーなどを運営する国内流通大手「セブン&アイ・ホールディングス(HD)」の株価が本日8月19日、高騰しました。

株価高騰理由は、カナダのコンビニエンスストア最大手「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けたとの報道が出回ったこと。この企業は、サークルKの運営などをしている企業で、時価総額は8兆円程の大企業。実は、この企業は以前にもセブン&アイHDに買収提案をしてきています。日本の経済産業省が「しっかりとした買収提案を受けた際には、しっかり対応するように」との「企業買収の行動指針」を2023年8月に示したこともあり、今回はセブン&アイHDとしても検討せざるをえないのでしょう。提案に法的拘束力はないものの、返答内容は検討中とされているため、あくまで提案を受けているという状態ですが、希望的憶測が株価上昇へと寄与しているのでしょう。セブン&アイ・ホールディングスは「今後、開示すべき事実が決定又は発生した場合には速やかに公表いたします」とコメントしており、その動向に熱視線が浴びせられます。

セブン&アイHDの時価総額は5兆円弱程。本日急騰したので、買収に必要な金額は増えていると思いますが、アリマンタシォン・クシュタールが完全買収するには、5兆円以上が必要となると見られます。買収が実現すれば、外国企業による日本企業買収としては過去最大級規模となる見通し。しかも、8兆円企業 + 5兆円企業が合体するわけですから、世界最大のコンビニチェーン企業の誕生の可能性が出てきたわけです。

▼本日のセブン&アイ・ホールディングス株価チャート。
セブン&アイ、カナダのコンビニ大手から買収提案!株価は高騰!

関連して、セブン銀行の株価も高騰しています。ここ数ヶ月は低迷が続いていたのですが、こういう要因で高騰するとは…株は実に奥が深いものですね。

なお、買収を提案しているカナダのコンビニエンスストア大手「アリマンタシォン・クシュタール」は、「サークルK」の運営などをしている企業。買収が成立したら、サークルKがセブンイレブンを買収という構図となるのが、斬新な印象。2018年まで存在していたサンクスが復活するかも!?

セブン-イレブン 渋谷サクラテラス店/2024年8月19日。撮影:SHUN

セブン-イレブン 渋谷サクラテラス店/2024年8月19日。撮影:SHUN

セブン&アイ・ホールディングスの代表的な店舗「セブンイレブン」に関しては、日本中の街にあり、立派な社会のインフラ的存在。これが海外企業下に入るというのは不安な気もしますが… 果たしてどうなるか。

そもそも、円安傾向があるので、海外の企業が日本企業を買いやすくなっている、という土壌があります。さらに、セブン&アイ・ホールディングスは強みであるセブンイレブンに特化すれば良いものを、イトーヨーカドーなどの不採算店舗も持ち続けていたので、株主価値を最大化しているとは言えない状況のため、より強化してくれる株主に買われやすい状態であるとも言えるでしょう。

ひとまず、セブン&アイ・ホールディングスの株ホルダーの皆様、おめでとうございます!!
私自身は、数ヶ月前までセブン銀行の株を保有しておりましたが、あまりの低迷ぶりに売却してしまいました(汗。

現場からは以上です!

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